俺はもうひとつ奇妙なことに気がついた。
このバイトで俺をテストしたお姉さん。
その人との会話。
よく考えたら、あれも変だ。
ウソをつけるかどうか確認するのに、どうして一方的に話し続けた?
一度考え出すとやめることができなかった。
俺は自分のついたウソをふりかえった。
勉強するようになって、すこしは頭を使うようになったのがよかったのかも。
俺はひとつの答えのようなものを見つけた。
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俺はケータイを開いて、例のバイト先に電話する。
おっさんにつないでもらって、聞きたいことを聞けた。
次の日。
この日も体調はすぐれなかったけど、俺は学校に行った。
放課後。先輩と会う約束をメールでとりつけていた。
「ひさしぶりだな」
本当にひさびさだったんだよな。
気まずいと思ったのは、本当に最初だけだった。
「すんませんでした」と最初に俺は謝罪する。
