男「もし限界まで眠いなら・・・」
霊子「眠いなら・・・?」
男「お・・・お・・・」
頑張れ俺・・・!
男「押入れ・・・
一緒してもいいですよ・・・」
なんとか言えた
霊子「え・・・?」
驚く霊子さん
霊子
「それって・・・一緒に寝てもいいって」
男「いえ、限界だったらですから!」
そのまま押入れに飛び込んで寝る
押入れのそとで歓声のような
悲鳴のような声が聞こえたが・・・
俺は眠気が限界だったので寝てしまった
翌朝
姉「起きろーっ!!」
姉の声で飛び起きた
ゴッ・・・!!
男「いってぇ・・・」
押入れの天井に額をぶつけた
男「なんだよ・・・?」
姉「朝飯!あんた作ってくれるんでしょ?」
そうだった・・・
男「トースターあるんだし
自分でパン食えばいいじゃん」
姉「はぁ?」
俺は姉ちゃんには勝てない・・・
パンを焼いてコーヒーを淹れながら
霊子
「ふあぁ・・・
男さんまたこき使われてるんですか?」
結局霊子さんと押入れで寝たのだが
霊子さんの体は完全に物に
触れられなくなっている
俺が起きた時には押入れから
扉を透けて外に半分飛び出していた
男「しょうがないんだよ・・・
姉ちゃんは俺の恩人だから」
霊子「恩人?」
見ると姉は再び眠っていた
小声で俺は昔話をはじめた