女霊「失礼しまぁーす・・・」モゾモゾ
奴はベッドに入ってきた
これは流石にびっくりした
男「なななな・・・
なにやってんだよぉ!?」
もう幽霊でもなんでも認めてやる・・・
こいつは確かにここにいる・・・
それは事実だ
女霊
「あれ・・・?
やっぱり見えてたんですか?」
俺が必死に無視していたので
向こうも俺が見えないと思い込んだのだろう
男「あれ?結界は・・・?」
女霊「結界・・・?なんですそれ?」
効かないみたいだ・・・
男「で・・・あんたなんなの?」
すると幽霊は不機嫌な顔になって
女霊
「人に何者か聞く時には
まず自己紹介からだと思いますけど?」
ちょっとイラッとしたが・・・
幽霊のいうことは正しい
男「俺は男だ。男と書いてダン」
女霊「へぇ~・・・男くんね」
男「で、あんたは?」
幽霊はベッドから飛び降りて・・・
女霊
「私はレイコ。
ここに住み着いている幽霊よ。
よろしくね」
よろしくねぇよ
男「地縛霊ってやつ?」
霊子「そんなんじゃないよ」
男「じゃぁどんなんだよ?」
霊子
「一年前に気がついたらここにいて・・・
でこの部屋から出られなくなっちゃったの」
それって地縛霊なんじゃ・・・
男
「ここ俺の部屋になったんで、
さっさと成仏してもらえます?」
正直、邪魔なのだ
こんなんじゃあれやらこれやら
出来ないことがある
霊子「じゃぁ成仏させてよ」
なんですと?