【※泣いた※】みさえ「他はガムテープ、睡眠薬、それから、遺書ね」ひろし「…ああ」


ひろし「お!おはようしんのすけ。やっと起きたか」

ひまわり「たゆたー!」

しんのすけ「おはよう父ちゃん、ひま」

ひろし「はは、口の周りにヨダレの痕がついているぞ。顔洗ってさっぱりして来い」

しんのすけ「ほーい」

しんのすけ「あ!」

ひろし「何だ?」

しんのすけ「今日はどこにお出かけに行くんだ?」

ひろし「ヒミツだ」

しんのすけ「母ちゃんはいい所だって、言ってたぞ?」

ひろし「…」

ひろし「みさえがそう言ったのか?」

しんのすけ「うん」

ひろし「…そうか…うん。そうだな」

ひろし「いい所だぞ?」

ジャーーー…

しんのすけ(お出かけか。久しぶりだなあ)パシャパシャ

しんのすけ(最近ずっと父ちゃんも母ちゃんも怖い顔をしてたけど、今日は何か違うな)パシャパシャ

キュッ

しんのすけ「…いい所に行くからかなあ?」

しんのすけ(いい所ってどこだろう?)

ひろし「おお!さっぱりとして、俺みたいな男前になったな」

しんのすけ「父ちゃんみたいなって言うのは、余計だぞ」

ひろし「なにをーこいつ。父ちゃんは男前だぞ?泣かせた女は数知れず、東北の裕次郎とは俺の事だ」

みさえ「なーに馬鹿な事、言ってるの」

みさえ「それより準備は出来てるの?」ジッ

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