しんのすけ『声が響いてた。それだけだけど…』
ボーちゃん「…分かった」
しんのすけ『何処にいるか分かったの?オラにも教えろ!オラも行くぞ!』
ボーちゃん「多分…西側の非常階段だよ」
しんのすけ『おお!母ちゃん!今行くぞお!』ドタドタドタ…
ボーちゃん「…」ピッ
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ひろし「西側の非常階段?どうしてそこだと思うんだよ」
ボーちゃん「僕らの向かっている先にある左…西の非常階段には、非常用の電話が設置されている」
ボーちゃん「それに旅館に着いた時、入口から見上げると、西側に崖に面した屋上があるのが見えた」
ボーちゃん「おばさんは、一人で自殺をする事で…繰り返す事を止めようとしているのかも…」
ひろし「!」
ひろし「そんな!」
ボーちゃん「だから止めなくっちゃ…」
ひろし「みさえ!」タタタッ
ボーちゃん「風間君達に、連絡しないと…」ピッ
・
・
・
【西側非常階段】
ひろし「はあ…はあ…」
ボーちゃん「!」
ひろし「今、行くぞ…待っててくれよ、みさえ…」
ボーちゃん「僕は、行けない」
ひろし「はあ?」
ひろし「何でだよ!」
ボーちゃん「この先が、荷物で塞がれてる」
ひろし「荷物?荷物なんて、どこにあるんだよ?」
ボーちゃん「15年前にはなくて、自由に屋上にも出入りが出来たんですね」
ひろし「はあ?どういう事だよ」
ボーちゃん「理解しなくても、結構です。それより先に行って下さい」
