扉が開く音に気付いたのか、奥の部屋から姉ちゃんが出てきた。
さあ、勢いでここまで来たけどどうしたらいいかすごい悩んでたと思う。
美咲姉「彼氏?」
俺「あ、ども。スライディング男です」
美咲姉「は?」
すごい勢いですべった。
美咲にかましたスライディングよりもものすごい勢いですべった。
というか予想より美咲姉が普通の人で焦った。
俺「すみません、美咲さんとお付き合いさせていただいている1というものです」
美咲姉「で、なにしにきたの?」
なんか嫌悪感丸出しの美咲姉です。
後ろでは俺のシャツのすそを美咲が握っておりました。
俺「お話をしようと伺いました。
美咲さんをしばらく僕の家に泊まらせてもよろしいでしょうか?」
美咲姉「いや、あんたさっきからなんのなの?
美咲も後ろで黙ってんじゃないよ」
しょんべんちびるかと思った。