翌朝になっても美咲は帰ってきてなかった。
さすがに心配になって電話をかけてみるも出てくれない。
結婚の話を曖昧にしてたのが悪かったのだろうかと、自分を責めることしかできなかった。
出社して事務所に確かめるも、休みをとってるとだけしか情報は得られず。
仕事は身が入らないし、心配と後悔でどうにかなりそうだった。
なんとか仕事を終えて家に帰るも美咲は帰ってきてなくて
あとは美咲の実家くらいしか探すところがなかった。
わらにもすがる思いで美咲の実家に向かった。
呼び鈴を押すと美咲姉が対応してくれたが、玄関は開けてくれなかった。
俺「すいません1です。
美咲は帰ってきてますか?」
美咲姉「帰ってきてないよ」
俺「連絡とか来てませんか?」
美咲姉「連絡はきてる。
しばらくはそっとしておいて欲しいって。
だから今日は帰って」
そう言って切られてしまった。
とにかく美咲が無事だと分かって、少し安心した。
もう俺にできることは、待つことしかなくなってしまった。