女「・・・あたま・・撫でてほしいです」
男「・・ん」
なでなで
女「ん//」
男「あのさ」
女「うん」
男「いつもの事だけど・・お前・・・その・・キャラ変わりすぎだろ」
女「だって・・外ではこういう事出来ないから・・・//」
男「ん」
女「男君」
男「ん?」
女「ありがとう。あなたが文化祭実行委員になってくれたおかげで・・こうやって一緒にいる時間を作る口実ができてます」
男「・・・オレだって・・その・・お前とこうしてたいし」
女「うん・・・大好きです」
男「・・オレだってお前の事大好きだ」
女「うんっ//」
男「・・・眼鏡、外すぞ」
かちゃ
男「・・・」
ぐいっ
女「あっ・・・その・・・おでこに・・」
男「・・・ん」
ちゅ
男「・・・キス嫌か?」
女「だめ・・・あなたが・・私じゃない誰かを好きになれるように・・ファーストキスはとっておいてください」
男「オレ・・・お前じゃない他の誰かなんて好きにならねーよ」
女「・・・それでもだめです」
男「ん・・そうか」
女「・・ごめんなさい」
男「・・・抱きしめるのはいいか?」
女「・・・・//」こくっ
男「・・・」
ぎゅっ
女「ーーーっ」
ぎゅっ
男「・・・なあ」
女「・・・うん」
男「・・文化祭もいっしょにまわったりはダメなのか?」
女「・・・・・・ダメです」
男「・・そっか」
女「・・・ばれちゃうから・・」
男「・・・高校卒業して」
女「え?」
男「その時もやっぱりお前しかいないって言えたら、外で手つないでくれるか?」
女「・・・」
男「・・ちゃんとキスしてもいいか?」
女「・・・・」
ぎゅううう
オレの背中にまわっている手が、少しだけ強くオレの服をつかんだ。
オレの胸の中で、彼女はちいさく頷いた。
男「・・・じゃあ我慢する」
女「うん・・・ごめんなさい・・・大好きです・・ごめんなさい」