【※感動※】男「好きです。つきあってください」 女「・・・条件がある」

教室の周りには大勢の人で溢れている。他の学年の人も多い。

男「ちょ、ちょっと、教室入りたいんだけど」

「きゃー!きたー!」「かっこいいー!」「サイン下さい!」「ばかっぽーい!」

男「な、なんだこれ」

昼休み
結局、休み時間の度にミーハーな生徒が俺の教室まで押しかけて来てサインやら握手やらをさせられた。

男「はぁ、疲れた。今日こそは女さんと昼飯を食べるぞ」

隣の教室に着くと、女さんは席に座っていた。

男「女さん、昼飯を一緒に食べよ」

「きゃー!窓枠男よー!」「サイン欲しいー」「す・て・き」

男「つってもここじゃあれだし、いつもの所に行こう」

体育館裏
男「ふー、まいったよ。サインやら握手やら」

女「・・・へえ?よかったわね」

あれ?女さん、機嫌が悪い?いや、無表情なのはいつも通りなんだけどツンケンしてるような。まあ、ツンケンしてるのもいつも通りか。

男「下駄箱にはラブレターがはいってるしさぁ。これはモテ期到来ですかねぇ。アハハ」

女「・・・良かったじゃない。私なんかより可愛くて何でも笑ってくれる女の子と付き合えばいいじゃない」

男「え?」

女「ごちそうさま」

女さんはまだ半分も残っている弁当箱を片付けると、早々と体育館裏から出て行ってしまった。

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