そう、俺は霊をおかずにオナニーをしたんだった
その上口内射精をしたつもりですらいたんだったよ
生前に怒らせるような事はしてない、それは間違いない、だって面識無いし
でも取り憑かれてからは?って聞かれるとオナニーの件が引っかかる
怒らせた原因はもうそれしか考えられなかった
俺「・・・・・」
爺さん「何か心当たりがあるんだね、話してみなさい」
俺「・・・・すいません、話したくないです」
そりゃ悪霊をおかずにオ○ニーしましたなんて言えねーよ
でも爺さんは許してくれない
爺さん「駄目だ、それだけは聞いておかないと君を帰す訳には行かない」
爺さん「お祓いの最中彼女が言ったんだ、君にとても怒っていると」
爺さん「それを君に懺悔させなければいけない」
俺「・・・・・」
俺はどうしても話したくなかったけど爺さんは厳しい眼差しで俺を見つめ続ける
これはもう話すしかないと思った
俺「そ、それじゃあ・・・立場的におかしいとは思うのですが条件を聞いて下さい・・」
爺さん「・・・・ふむ、言ってみなさい」
身の程知らずも良いところだが俺は条件を提示した
まず一つ目は俺と爺さん以外の人間をこの部屋から出す事
二つ目は今から話すことは一緒に来ている家族には絶対に言わない事
この二つの条件を出した、本当立場もクソもあったもんじゃないわな
でもそれぐらい聞かれたくなかったんだ
爺さん「・・・よし分かった、約束するよ、君達は席を外してくれ」
爺さんの指示でお祓いに立ちあってくれたそれっぽい格好の人達が部屋を出ていく
なんだか非常に申し訳ない気分になった
そして全員が退室するのを確認して爺さんがこっちに向き直す
爺さん「よし、じゃあ話してもらおうか」
俺「・・・はい」