【最恐】日本人形の怖い話。突如夢に現れた人形が奇妙な番号を告げてきて…

しかし、程なくして女将から連絡があった

女将は従妹を探し、人形を返すことができたらしい

従妹は病に伏せり寝たきりだったが、息子夫婦の家に引き取られ暮らしていた

人形を見ると、とても懐かしがり喜んだ

従妹の故郷の数少ない思い出の品だったようだ

涙を流して女将に礼を述べたという

年のせいか、評判よりずっと丸くなったようで、感じのよい老婆だったとか

息子夫婦も好感の持てる人物で、これをきっかけに親戚付き合いが戻るかも、と女将は喜んだ

しかし、女将が人形を返してから一週間もたたないうちに訃報が届いた

従妹が亡くなったそうだ

女将は人形が従妹の最後によりそうために、私たちを頼ってきたのかねえ、と語った

オレはにわかに全てを消化することはできなかったが、なんとなく物の縁や人の縁に触れることができた気がして、まんざらでもなかった

しかし、この一件は終わってはいなかった

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