最後は僕以外みんな消える、という部分が大半だ。
二人には悪いが用が済んだらお早めに人生から退場してもらおう。
今の僕だったら簡単なはずだ。
ドラえもん「みんな~どこ~?」
ドラえもん「ひどいなあ人をわざわざ裏山まで呼び出しておいて」
ジャイアン「お~いこっちこっち!」
ドラえもん「何だ一本杉のほうか」
ドラえもん「今行くよ~」
作戦はこうだ。
戦力的に圧倒的に劣っているこちら側ではまともにやりあったらまず勝てないだろう。
だから油断している一瞬の隙に弱点を突く。
あとは格闘ゲームのハメ技のように無限コンボを決めればいい。
まずドラえもんを一本杉の下に呼び出す。
ドラえもん「いや~一本杉のほうが死角になっててわからなかったんだごめんね」
しずか「別にいいわよそんなこと」
ドラえもん「それで、話って何?」
ジャイアン「まあとりあえず一本杉の下に行こうぜ。ドラ焼きも用意してあるんだ」
ドラえもん「ドラ焼き! ありがとうジャイアン、しずかちゃん!」
次にドラ焼きを食べながら呆けている奴の頭にジャイアンが石か何かで強攻撃を加える。
ドラえもん「いったっだっきま~す」
ドラえもん「ん~ドラ焼きはやっぱりおいしいなあ~」
ジャイアン「ふんっ!」
ドラえもん「ッ!!」
これで時間は十分に稼げるはずだ。
後はしずかちゃんが奴の尻尾を引けば――
しずか「ごめんなさいドラちゃん!」
――引けば奴の活動は停止し永久コンボの完成、というわけだ。