【※感動注意※】のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」

その日の夜、居酒屋に懐かしい5人がそろった。

のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉。

のび太としずかと出来杉の3人が顔を合わせたので、

どうせならみんなで飲もうという話になったのだ。

 

ジャイアン「しかしのび太が大学の先生だなんてよー、何回聞いても笑えるよなw
ww」

スネ夫「出木杉はしっくりくるのになwww」

のび太「どうせ馬鹿ですよーだ……」

ジャイアン「で、なんなんだよ?話って」

 

出木杉「いや、実はね……」

 

スネ夫「なるほど、ドラえもんか……」

 

呟いたスネ夫がスーツのポケットから煙草を取り出そうとし、

しずかの方を見てやめた。

ジャイアンは逞しい腕を組み合わせ、考えこんでいる。

スネ夫は大学卒業後親の会社に入り、

ジャイアンは高校を中退して剛田商店を継いだと聞いている。

 

スネ夫「僕はのび太や出木杉みたいに専門じゃないけどさ、今の科学でドラえも
んが作れないことはわかるよ」

ジャイアン「待てよ、俺テレビで見たぜ。二足歩行したり、会話するロボット」

出木杉「ああいうのとはレベルが違うよ」

ジャイアン「でもよぉ……そもそもドラえもんが出来たのっていつだ?」

スネ夫「確か、2112年」

ジャイアン「何だよ!まだ100年以上あるんじゃねぇか!それなら……」

出木杉「無理だよ。今の開発段階からドラえもんまでの間にある壁は、あまりに
も高く厚い。感情を持って、思考して、なめらかな動作も必要。今のロ
ボットはね、走るのさえ難しいんだよ?」

しずか「それにドラちゃんより先に秘密道具が必要よ」

のび太「うん、秘密道具はドラえもん誕生以前に出来てたはずだよ。それに、ド
ラえもんの話が本当ならタイムマシンはもう出来てるはずなんだ」

ジャイアン「え?」

のび太「ドラえもんは言ったんだ……タイムマシンが発明されたのは2008年だって」

ジャイアンは黙ったまま、店内を見回した。
そして、カレンダーを見ると目を見開く。

ジャイアン「2008年って、去年じゃねぇか!!」

スネ夫「反応遅っ!」

出木杉「……その話は僕も初耳だったな」

のび太「つまり、ドラえもんの話にはすでに矛盾が生じてるわけだ」

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