翌日から俺とリコさんは一緒にレベル上げをするようになった
だいたい夜の8時ぐらいにリコさんが入ってきてちょいちょいと会話しながら
一緒にPTに誘われるのを待って深夜0時ぐらいまでやって解散して1~2時まで話して落ちる
そんなライフスタイルが出来上がっていた
この頃になると俺はリコさんが落ちたあとも金策をしたり
合成をしたりと段々やることが増えていった
そう、所謂本格的にハマり出したのだ
朝方ぐらいまでやっているので当然のことながら午前中は眠く朝起きれない
段々と休む率が多くなっていった
とはいえ見栄というか体裁というものもあったのか
午前中や午後の早い時間などはFF11はやらずにオフゲーなどで時間を潰していた
遅れても行くという考えは頭の中にこれっぽっちもなかった
親は共働きで俺が登校する前に仕事に行っていたので問題はなかった
まぁけっこう感づかれてただろうけどそこまで深刻には考えていなかったのか特に何も言わなかった
ちゃんと毎日行ってる週とかもあったし
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さらに俺は空いた夕方や深夜の時間などを使って他のジョブのレベルを上げ始めた
リコさんのジョブは希望を出せばすぐに誘いが来るような人気職だった
しかしアタッカーは飽和状態で俺とセットだと誘われにくい
そんなわけで俺がPTに必要不可欠な盾役になればもっと誘われやすいだろうという魂胆だった
あとアタッカーをずっとPTやってるうちに下手な盾役を見てイライラすることが多かったこともあって
「俺が盾役をやればもっと上手くやれる」という自信も手伝ってのことだった
幸いにもこの頃には色々調整されて戦闘バランスもよくなっていたのでサクサク上がった
書いてて思ったがこの頃には立派にネトゲ中毒の域だ
やってない時もサイトとか色々見てたし
とにかくまぁいつもいつも俺とリコさんは一緒に行動してた
レベル上げだけじゃなく時間をかければ1人で出来るようなクエストでもとにかく一緒
姉御とかから「お前ら仲良すぎw」とか言われる
リアルでのリコさんがどうなのか全然わからなかったが悪い気もしなかった
レベルも上がってくると色々と行けるようになる
俺とリコさんはAさんと姉御に連れられて色々やっていた
ずっと一緒に行動していたこともあり俺とリコさんは最早シンクロ状態のような領域だった
欲しいと思った時に欲しいと思った魔法が飛んでくるのだ
勿論、野良で組んだ人の中でそういう人もいたが
リコさんだけは別格だった
やがてリコさんと組める程度に盾ジョブのレベルが上がった
それを教えるとリコさんは「いつ上げてたの?」とか聞いてきた
それについてははぐらかして隙を見て、とか言った
リアルでのほうは冬休みに入ろうとしていた
まぁ学校があろうが冬休みだろうがやることは変わらなかった
さすがに年末年始は自粛したが
この頃ぐらいからAさんがログインすることが少なくなった
リアルが忙しいらしい
そしてLSは姉御、俺、リコさんという3人になる
実質的なリーダーは姉御になったが姉御は自分から何かイベントを起こすという人ではなく
それぞれ勝手にやって暇だったりすればお手伝い~という感じだった
とは言うものの俺らからしたら姉御は物凄く強いのでもっぱら俺達がお手伝いしてもらうという感じだった
