そうこうしてる内に、セドリックとクラムがやって来てチョウとハーマイオニーを救い出す!
しんのすけ「頭に金魚鉢被ったり、上だけ鮫になったり変なの・・・」
しんのすけ「そうだ、オラの防水時計で時間を確かめるゾ!」
しんのすけは油性マジックで書いた腕時計を確認する。
しんのすけ「あと、20分なんて・・・フラーは間に合わないゾ!」
しんのすけ「多分あの子は、フラーの妹だゾ・・・ここでお助けしなきゃ!」
しんのすけは水中人の槍も気にせず、少女の拘束を解き放つ。
そして、風間くんと少女の二人を抱えて泳ぎだす。
しんのすけ「バタ足だけじゃツライゾ・・・風間くんが目を覚ましてくれたら・・・」
しんのすけは風間くんに目覚めのキスをする。
風間くん「・・・! しんのすけ、お前何してんだよ!」
しんのすけ「人工呼吸だゾ!」
風間くん「それでこの子は?」
しんのすけ「多分、フラーの妹だゾ」
風間くん「どうしてこの子まで連れてきたのさ・・・」
しんのすけ「何?二人きりが良かった?」
風間くん「そういう事じゃない! 兎に角、今は岸に急ごう」
二人は少女を間に挟んで泳ぎだす。見る見る岸が近づいてくるが、その時
風間くん「水魔だ! こっちに来る」
しんのすけ「風間くんはその子と岸に行って! 杖のあるオラが食い止めるゾ!」
しんのすけは杖を構える
しんのすけ「黒潮!」
しかし、何も起こらない。その隙に水魔はしんのすけの足に絡みつき、湖底に引きずりこむ。
しんのすけ「ガポッ・・・」
酸素を断たれ、薄れ行く意識の中に正しい呪文が浮かび上がる。
しんのすけ「レラシオ!(放せ!)」
水魔の手は解かれた。そして・・・
バクマン「ついに、最後の代表選手が戻って参りました!」
岸に辿り着いたしんのすけにみんなが駆け寄る
ハーマイオニー「ああ、無事でよかった。泳ぎの練習しかしてなかったからどうなるかと・・・」
ムーディ「いや、お前には冷や冷やさせられる、なにせ鰓k」
しんのすけ「えら?」
ムーディ「・・・えらく時間がかかったからな」
風間くん「今、審査員の方で協議されてる。お前僕達の所には一番でついたらしいじゃないか!」
フレッド・ジョージ「おかげでカナリアクリームは売り切れさ!」
ロン「人質を二人も助けたから、順位が繰り上がるかも!」
そこに、フラーと妹がやってくる
フラー「あなーたは一位になるべきです、ダンスの誘い断ったわたーしの妹を助けてくれました・・・」
しんのすけ「オラ過去は振り返らない主義なんで!」
フラー「どうもありがとう!」チュッ!
しんのすけ「ポッポー!///」
風間くん「僕も、手助けしたんだけど・・・」チラッ
しんのすけ「じゃ、オラから・・・///」
風間くん「うわぁ、やめろおぉおぉ!」
バクマン「さあいよいよ気になる順位の発表です。」
バクマン「一位はセドリック・ディゴリー 見事な泡頭の呪文で一番に人質を連れ帰りました!」
ハッフルパフ生が歓喜にわく
バクマン「そして、制限時間をオーバーした、野原しんのすけの使ったカナリア・クリームの効果は非常に大きい!」
バクマン「水中人の話では一番に人質の下に辿り着いた、しかしこうして帰りが遅れたのは自分以外の選手を助けようとしたからだと。」
バクマン「この行為に審査員の殆どが一位に成ってしかるべしと考えました。・・・が一人の反対にあい2位という事になりました!」
バクマン「実に道徳的な行いです!」
風間くん「しんのすけ、やったじゃないか!」
ロン「一位に反対した一人は間違いなくカルカロフさ。所持金全部かけてもいい!」
ハーマイオニー「あなた、この間ホグズミードで一文無しになったばかりじゃない!」
しんのすけ「ま、オラは順位なんてどうでもいいゾ! みんな無事ならそれで」
それから数日後 空き教室
ハーマイオニー「さ、第三の課題に向けて練習するわよ。」
ロン「危険に対処するちょっと危険な呪文集・・・物騒な本だね・・・」
しんのすけ「ほうほう、飴には飴をハムにはハムをっていう奴ですな!」
風間くん「それを言うなら、目には目を歯には歯をだよ」
ハーマイオニー「この中から役立ちそうな呪文をピックアップしてみたわ! まずは『ステューピファイ!(麻痺せよ)』」
ロン「ワールドカップで僕らが使われた奴じゃないか」
しんのすけ「ほうほう、じゃ、みんな練習がんばって!」
3人「お前が練習するんだよ!」
しんのすけ「ステューピフォイ!」
ハーマイオニー「違うわ、ステュ-ピファイよ!」
風間くん「ただでさえ実験台は怖いのに、しんのすけがは鱈目な呪文唱えるなよ。」
そして、
しんのすけ「ステューピファイ!」
バタン
しんのすけ「あー! 風間くん!」
ハーマイオニー「大丈夫よ、エネルベート!」
風間くん「イテテ、そろそろ、実験台交代しようよ・・・」
ハーマイオニー&ロン「いや、しんのすけはもう十分上手くなったわ(よ)!」
風間くん「どうだか・・・」