ムーディの私室
ムーディ「どうだった?しんのすけ? 何が起きた?」
しんのすけ「優勝杯がポンキッキーで・・・」
ムーディ「それを言うなら、ポートキーだろう。」
しんのすけ「それで、オラとセドリックを連れてった・・・ヴォルデモートのとこに・・・」
ムーディ「それで、・・・復活したのか?闇の帝王は?」
しんのすけ「闇の帝王? オラ、Vシネマの帝王しか知らないゾ」
ムーディ「良いから答えろ! あの方の復活は、上手くいったのか?」
しんのすけ「失敗したゾ・・・」
ムーディ「何だと・・・」
しんのすけ「オラ、止められなかったゾ・・・」
ムーディ「・・・そういう事か、紛らわしい」
しんのすけ「・・・さっきから先生、ヴォルデモートが復活した事を喜んでいるみたいだゾ!」
ムーディ「当然だろう、これ以上喜ばしい事があるか!? あの方が復活した今、俺は最も忠実でありつづけた従者としてお傍に御使えするのだ!」
しんのすけ「お蕎麦に御使え? 何言ってるんだゾ!」
ムーディ「気づかないか? ゴブレットにお前の名前を入れ、今日お前が優勝杯に触れるよう仕向けたのはこの俺だ!」
ムーディ「俺はお前にあらゆるヒントを与え、手助けをした。箒の呼び寄せ、鰓昆布、クラムに服従の呪文をかけ他の選手を迷路で襲わせた。」
ムーディ「だがお前の愚かさときたら、それら全てを台無しにしかねん所だった。」
しんのすけ「オラを墓場に連れて行くだけなら、そこらへんの物をポートキーにすれば良かったんだゾ! セドリックまで巻き込んで!」
ムーディ「そう言われれば・・・まあ、お前はそんな事考え無くていい。何せ、今からこの俺がお前を・・・」
ムーディが杖を抜く その時扉ガ勢い良く開く
バタン!
3人「しんのすけ(お兄ちゃん)!」
ムーディ「なっ・・・」
しんのすけ「ステューピファイヤー!」
一瞬の隙を突き、しんのすけの失神光線がムーディに炸裂する。
みさえ「しんちゃん、無事だったのね?」
しんのすけ「お陰で助かったゾ、でもどうしてここに?」
ひろし「あとを追っかけて来たのさ、途中見失ったけど、声が聞こえて」
しんのすけ「大切なものは見失わないでよね!」
ひまわり「お兄ちゃん! 間に合って良かった!」
みさえ「しんちゃん、それでこの人は?」
しんのすけ「オラの先生何だけど、悪い奴だったみたい」
ひろし「お前、あちこちボロボロじゃないか・・・」
ひまわり「痛いの痛いの、飛んでけ~」
しんのすけ「おまたの毛~、ありがと、ひま」
みさえ「医務室とか無いの? 早く手当てして貰いましょう!」
その時、更にムーディの部屋に三人の大人が入ってくる。スネイプ、マクゴナガル、そして
ダンブルドア「じゃが、その前に今日起きた出来事を確認せねば」
ひろし「そんな! しんのすけはもう限界だ、休ませてやってくれよ!」
ダンブルドア「真の休息は事実を受け入れてこそ訪れる、それにこの子は、一人前の男ですら凌ぐ勇気を見せて来た。」
しんのすけ「いやぁ~ それほどでも~///」
みさえ「・・・褒められてるわね・・・」
ダンブルドア「ご家族が、彼を労わり心配する気持ちは最もじゃ。だが、この子の強さを信じて、ワシとしんのすけに話をさせて欲しい。」
そしてしんのすけは、墓場での出来事を説明した。
ひろし達にも分かる用に、ダンブルドアが補足をする。
途中、何度か言葉につまりるが、肩に添えられた両親の手がしんのすけに話し切る力を与えた。
ひろし「それじゃ、例のなんとかって言う奴の被害者が生き返ったのか?」
ダンブルドア「如何なる呪文を持ってしても、死者を呼び戻す事は出来ん。」
しんのすけ「そんな事出来るわけないゾ! これだから素人は困るゾ・・・」
ダンブルドア「しんのすけ、良く話してくれたの。今度こそ医務室に行こうぞ。きっと友達も心配してまっとる。」
みさえ「ホントに良く頑張ったわ、でもこんな危険な学校だったなんて・・・貴方、来年は・・・」
ひろし「それは、俺達じゃなくて、しんのすけが決める事だ。」
しんのすけ「オラ、来年もホグワーツで遊びたいゾ!」
マクゴナガル先生とダンブルドア先生の顔が綻ぶ
マクゴナガル「遊びにじゃなくて、勉強しに来て欲しいものです。」
みさえ「・・・なら、ママとのお約束条項に一つ追加よ、何があっても無事でいる事!」
しんのすけ「男と男のお約束だゾ!」
みさえ「あたしは女だ!」
しんのすけ「おお、コッテリ忘れてたゾ・・・」