それで気づいたんです。
あ、これ悲鳴だって。
遠くの方で沢山の人達が
悲鳴をあげてるんです。
「わーっ、ぎゃーっ」って。
それが、だんだんと近づいて来るんです。
心臓がバクバクしてくるのを感じながら
だんだんと近づいてくる悲鳴を聞いていました。
それから、どんどん悲鳴が近付いてきて
遂には障子のすぐ目の前で
「わぁぁぁあああ、ぎゃああああっ」
って聞こえるようになりました。
妹と抱きしめ合いながらガタガタ
震えていたそうです。
そして突然「バン!!!」っと
そして突然「バン!!!」っと
障子に赤い手形がつきました。
そこでガタッと目が覚めて
すぐに電気をつけると、体が汗で
ビショビショになっているのを感じました。
隣で寝ていた妹も同じような様子で
「見た?」て聞くと「見た」って返すんです。
妹の夢も全部一緒だったそうです。
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お坊さんが3人入って来たことも
お爺さんと並んで座っていたことも
最後に赤い手形で目覚めたことも。
そこからは、家中の電気を付けて
妹と毛布にくるまりながら
ガタガタと震えていたらしいです。
永遠に思えるような時間が経ってから
朝が来まして、玄関の方からガタガタと
音がしました。
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両親が帰って来た!と思いながら
急いでで迎えに行きかけたのですが
急に夢のことを思い出して、やっぱり
部屋で待ってようと思い直して
毛布にくるまっていた。
それから、ガタガタの音が鳴り止んで
またしばらくしてからガチャリと
扉の開く音がしました。
すると、両親が飛び込んで来るなり
抱きしめられ「大丈夫だった!?」
と聞かれ、その後ろから警察が
ゾロゾロと入ってきたのです。
ここからが後日談ですが、実はその日に
Sの隣の部屋に強盗が入ったそうです。
強盗が部屋に入って物色していたところ
起きてきたおばさんと鉢合わせになって
事件が起きたそうです。
それで、その強盗は
ちゃんと捕まったそうなのですが
その供述内容が問題でした。
本当はSの部屋のベランダまで
犯人は入ってたらしい。
窓から部屋の中をのぞいて、
誰も起きてないな入れるな、
と思っていたところ
部屋の電気がついたそうで、
隣の部屋に切り替えたと。
Sは見たそうです。
