―――バス 車内
男(また隣に……)
少女(また緊張してきちゃった……)
男「あのさ」
少女「な、なんでしょう?」
男「えっと、なんで隣に座るの?」
少女「え……あ、そ、そうですよね、変ですよね、すいません」
男「いや、別にいいんだけど」
少女「あ、私、やっぱり前の席に移動します」
男「あ、う、うん」
少女(やっぱり変な子って思われてた……はぁ)
男(しまった……隣にいてほしかったのに……)
少女(もういいか……無理しちゃ駄目だよね)
男(もったいないことしたな……)
運転手「ここから道路が荒れているため、少し揺れます。お立ち上がりなさいませんよう、お願いいたします」
―――土曜日 バス停
少女「今日は来るのかな?」
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少女「……」
少女「本でも読もう」
少女「……」
少女「来ないかな?」
少女「……」
少女「……土曜日だし、来ないよね」
少女「……」
少女「……うーん……まだかな?」
少女「あれ?」
少女「なんで私……」
少女「あ、バス来た」
少女「そっか。土日はお仕事お休みか……」
―――日曜日 バス停
男「うーん……」
男「流石にあの子はいないな」
男「部活でもしてるなら、会えるかなぁって思ったけど……」
男「ま、そんなうまい話はないよな」
男「……」
男「あの子……俺のことどう思ってるのかなぁ」
男「ただのバス停で会う、お兄さん……」
男「おじさんはないだろうけど……」
男「お、バスが来たな」
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男「さてと、今日は町を散策しないとな」
男「引っ越ししてきてからろくに出歩いてなかったし」
男「どこにいこっかなぁ」
―――バス停 高校前
男「―――いかん。これじゃあ、ストーカーじゃないか……?」
男「ま、いいか。会うわけないし」
男「ふーん……向こうがあの子の通ってる……」
男「あ、れ?高校しかないぞ……?」
男「中学校とかは……周辺には見えないな……」
男「ってことは……あの子、高校生だったのか……!?」
男「あちゃぁ……かなり失礼なことを言ってたのか……」
男「でも、嫌われてるわけじゃないよな……隣に座ってくるぐらいだし」
男「そうか……自分は高校生ですってアピールしようとしてたのか、あれは?」
男「そうか。そうか。なるほどね。俺ってば好意をもってくれてるとか、変な勘違いしてたな……あはは」
男「はぁ……バスは一時間後か……周りには何もないし……」
男「待つしか、ないのか……」
女子高生「それでね、もうあの先生がさぁ」
少女「えー、それホント?」
女子高生「マジマジ」
