【※運命※】朝のバス停…少女「いつもここで会いますよね?」→少女と男は毎朝バス停で会う事によって自然と・・・

少女「あはは」
男「……」
少女「……」
女子高生「え?なに?知り合い?」

少女「う、ううん。知らない」
男(な……!?)
少女(言っちゃった……ごめんなさい)
男(なんだ……やっぱりか……だろうと思ったけど……童貞だしなぁ俺)
女子高生「あ、でさぁ」
少女「う、うん」
―――バス 車内
男(どこで降りよう……)

少女(あの人……どこに行くんだろう?)

女子高生「ねえねえ、また明日から練習きつくなりそうじゃない?」
少女「あ、うん。そうだね。顧問の先生、戻ってきたし」
女子高生「もうやだよね。あの人の球出しきっついもん」
少女「うんうん」
男(テニス……バレーボール……日焼けはしてないから、室内競技か……)
運転手「次は―――」
男(お……ここで降りよう。飲み屋街っぽいし)

少女(あ……あの人はここで降りるんだ……どうしよう)
女子高生「ん?どうかしたの?」
少女「あ、私、本屋さんに寄って行こうと思ってたから、今日はここで降りるね。ごめん!」
女子高生「え?う、うん。わかった。じゃあ、また明日ね」
少女「うん!」
―――街
男(ふうん……けっこう色々あるなぁ……田舎でも駅周辺はやっぱり店がおおいな)
少女(家がこっちなのかなぁ……?)
男(ん……おぉ……ここは……)

少女(あ、路地にはいちゃった……走らなきゃ)
男(はぁ……ここで童貞卒業するのも一つの手かなぁ?)
少女(なんだろう……ここ?変なお店が並んでる……)
男(ま、そんな勇気もないのが俺だけどな……)
少女(なんのお店を見てたんだろう……?)
少女(ピンクサロン……?マッサージ?60分……2万円?)

少女(そっか……疲れてるんだ……社会人だもんね)
少女(あ……!?)
少女(見失った……)
少女(また明日だね……帰ろう……バスは2時間後かな?)
―――月曜日 バス停
男「おはよう」
少女「あ……お、おはようございます」

男「今日も本を読んでるんだ」
少女「あ、はい」
男「お、同じ奴?」
少女「え?」

男「あ、いや……また恋愛小説かなって」
少女「あ、いえ。これは違うんです……」
男「違うんだ」

少女「はい」
男「良かったら見せてくれる?」
少女「だ、だめです!!」
男「あ、ごめん……」
男(踏み込み過ぎたか……もうわかんねえ。誰か、教えてくれ……)
少女(……いや、見せても問題ないじゃない……なんで……私……)
男(向こうから話しかけてくれるのを待つか……)

少女(あ……そうだ。昨日、知らないっていちゃったこと謝らないと……)
男(会話も以前として続かないし……)
少女(目を合わせてくれない……)

男(目を合わせられない……)
少女(やっぱり今ので気分悪くしちゃったんだ)
男(話題……話題……ダメだ。何言っても会話を続けられる自信がない)
少女(―――ううん、ダメ。ここで逃げてたらもうお話できない)
男(―――いや。嫌われてるわけじゃない。思い切って話そう)

男&少女「―――あの!」
男「あ……」
少女「えと……」
男「く……ふふ」
少女「あ……あはは」
男「俺からで、いい?」
少女「はい」
男「えっと、ごめん」
少女「え?」

男「あの……君のこと中学生って言ってしまったから……気にしてると思って」
少女「あ……」
少女(そんなこと気にしてたんだ……優しいのかも)
男「それだけ」
少女「じゃあ、私もごめんなさい。昨日、咄嗟に「知らない」なんて言っちゃって……」

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