【※感動※】後輩女「あなたはわたしと結婚するべきです」男「……そうなの?」

男「木更津に用でも?」

先輩女「んー特に無いけどね。強いて言うなら機材について? そろそろあそこのはボロいでしょ」

男「じゃあ私が訊いてきますよ。木更津のKマネからも温度が下がりにくいって指摘がありますから」

先輩女「あたしと行きたくない?」

男「そうは言っていません。機材を入れ換えるわけでもないし、見るだけなら女先輩が出る必要も無いでしょう。
私が訊いて夕方に報告します」

先輩女「うーん、わかった。じゃ、お願いね」

後輩女(ほっ……)カチカチ

男「了解しました。会議室の予約はお願いします」

先輩女「うん、まとめてメールするから。……それとさぁ」

男「はい」

先輩女「金曜日の夜って空いてる? 二人で呑みに行かない?」

後輩女(あああぁあぁあぁああぁああぁっ!?)ガンッ!!

先輩女「ね、行こうよ? 見附の駅前にしゃぶしゃぶの食べ放題のお店があるからさ。この前の新年会もパスしたじゃん?
その時の面白い話してあげるから。男くんお笑い好きだよね? あたしも好きだからたまには話そうよ」

後輩女(おとこせんぱい……)ハラハラ

男「いえ、遠慮しておきます」

後輩女(信じてましたっ!)

先輩女「えーなんでなんでっ?」

男「就業時間外に仕事関係の人と会いたくありませんから」

先輩女「……まったく。そんな格好付けなくとも格好良いんだから、たまにははしゃぎなよ?」

男「いつも家ではしゃいでますからご心配無く」

先輩女「あたしの前ではしゃいでってこと。むー、じゃあまた今度誘うからね! 後輩女ちゃんも夕方よろしくね!」

後輩女「はい」

先輩女「じゃーまた」バタン

後輩女「………………」カタカタ

男「机蹴ってたね?」

後輩女「気付かれていました?」

男「気付いてました」カタカタカタカタ

後輩女「ちょっと思うところがありまして」

男「備品は大切にね」

後輩女「はい……すみません」

男「イレギュラーなミーティングが入ったから早めに出るよ。点検も早めに終わらせる。仕掛かりは巻きで処理して」ガタッ

後輩女「はい。男先輩はどこへ?」

男「煙草吸ってくる。すぐ戻るよ」

後輩女「……煙草は止めるべきです」カタカタ

男「煙草はね、俺の娯楽だから。他はどうでも良いけどこれは譲らないよ」

後輩女「せめて本数を減らすとか、身体のことも考えるべきです」

男「一日に一箱も二箱も吸ってるわけじゃないよ。せいぜい十本。それくらいは楽しませてよ」

後輩女「………………」カタカタ

男「すぐ戻ってきますよ」バタン

後輩女「……ばかです。ばかでばかで……ばかなのに……すき」カタ

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