【※夏休み※】イマドキの高校生は普通にこれくらいのことを男女でしています・・・羨ましすぎワロタww

ふと女さんの左手と俺の右手が触れあう。

女「ーーくん!ーーーっ!」

女さんも何か叫ぶ。

俺が何と言ったか聞き返す前に、女さんが指を絡めてくる。

花火は次々打ち上げられ、そして一際大きな花火が、一際大きな歓声と共に、夜空に消えていった。

花火大会が終わって、観客がほとんどいなくなった後も俺たちはまだ動かないでいた。

あんなに花火で輝いていた夜空にはもう何も見えなくて、

花火の後の寂しさと微かな火薬の匂いが夏の終わりを感じさせて、

それがわかっても認められなくて。

女「……帰ろっか」

結局俺たちが帰ったのは花火が終わってから一時間ほど経ってからだった。

二人の手は、もう離れていた。

8月下旬。進学塾。

ス「……をこの式に代入して……pを……」

花火大会から一週間が経っていた。

あの後も友には何度か遊びに誘われていたが、俺はその度に断っていた。
女さんが来たときに、どんな顔をして会えば良いかわからないから。

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