男「友も馬鹿だけど花さんも大概だなー」
女「ね!お互い苦労するよね!」
男「馬鹿な友達を持つとね……」
そう言って二人で笑い合う。
女「なんかね、安心したよ」
男「え?」
女「男くんがいつも通りで」
そう言って女さんが満面の笑みを浮かべる。
男「そっか」
友「俺のクラゲの死体を食らえ!」
池「やめろ!投げんな!捨てろ!」
友「池くんの方にすーてる!」
池「投げんな!」
花「池くん!池くん!」
池「え?なに?」
花「なんかこれ透明のどろどろー」
池「クラゲの死体じゃねぇか!」
海水浴場に戻ると、そこでは和気あいあいとした光景が繰り広げられていた。
男「お互い苦労するよね……」
女「馬鹿な友達を持つとね……」
二人でため息をつく。
女「まぁでも今日ぐらいいっか!」
男「確かに」
女「よし!行こ!男くん!」
女さんが砂浜に向かって駆け出す。
女「池くん!なんか緑のヌメヌメ!」
池「だからなんで俺に見せる!」