さらに子供が靴のまま座席の上を飛び跳ねてジャンプしてても
母親は「うるさ~い」と適当にあしらうだけ。
誰が最初にキレるかという緊張状態の中、
近くに座っていた女子高生が立ち上がった・・・。
そして親子に近づくと、ニコニコ笑顔で
「ねえ、僕。ここは僕のおうちじゃなくて皆の場所だから静かにしようね」
と注意。
「ちょっとあなた何?」
母親がようやくスマホをやめて女子高生に食ってかかるも、女子高生は華麗にスルー。
「靴のまま椅子に乗ってるけど、これじゃ椅子が汚れちゃうよね?
汚れた椅子に座ったらお洋服も汚れちゃうよ?僕もお洋服汚れたら嫌じゃない?」
「・・・やだ」
「そうだよね、嫌だよね!そしたらどうしたら良いか分かるかな?」
笑顔のまま優しい言葉で諭す女子高生に、男の子は大人しく座席から下りる。
「そう、良く分かりましたー!僕は何歳かな?」
「ごさい!」
「そっか五歳か!じゃあもうお兄ちゃんだね。僕はもうお兄ちゃんなんだから、かっこよくしてないとー。
赤ちゃんみたいにバタバタしてたらかっこ悪いよ?かっこ悪くて良いの?」