【※涙腺崩壊※】隣に住んでる中学生の女の子から1,000円貸して欲しいと言われ・・・

「…お世話になってしまって。」って、何度も何度も頭下げて。

十八のガキだった俺に。

「俺も色々教えて持ってますから。お互い様ですよ。」

実際ゴミ出しとか分別とかやった事無くて、

適当詰め込んで出してたら駄目出しされたりした。

全く知らない街なので銀行やらスーパーやらの場所も一通り教えて貰った。

友人知人の全くいない街だったので、彼女に教えて貰って凄く助かった。

そんな事を話したと思う。

お母さんはやっと少し微笑んでくれて「また遊んでやって下さい」ってまた頭下げて。

立ち話してると、制服姿の彼女が鞄持って降りてきた。

「おはようございます!」って元気な挨拶してくれた。いつもの彼女だった。

「あれ、まだ早くない?」「今日、日直なんです。」短い会話かわして、送り出した。

「…よく笑うようになってくれたんですよ。」

お母さんが、嬉しそうに言って、また頭下げた。

貸した千円は、ちゃんと言った日に返ってきた。

「あは。ホント助かりました。」恥ずかしそうにそう言って、笑った。

あの一件以来は結構自分達の事もお互い話すようになって。

「学校慣れた?」と言う俺の問いかけに答えて「あんまり居場所無いです。」

不用意に聞いた俺に普通の口調で言った時は、またやっちゃったかと。結構へこんだ。

彼女がアパートに越してきたのは小六の夏頃で、慣れる前に中学上がってまたクラス替わって。

四月に中学行き始めてもお母さん体調悪い時期で、学校休んだり途中で帰ったりで。

周囲と打ち解けるタイミングを完全に逸して、浮いてる。それ聞いてまた、へこんで。

友達とか知り合いがいなくて、寂しくて俺と接するようになったんだろうと思った。

授業すんだら真っ直ぐ家帰ってきて、洗濯とか炊事とかこなして、暇出来たらドア叩いて。

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