【※涙腺崩壊※】隣に住んでる中学生の女の子から1,000円貸して欲しいと言われ・・・

親父の車に俺と親父と彼女とお婆さんとで、車酔いする彼女を気遣いながらゆっくり、

休み休みで無事にお寺ついて。納骨と供養。お母さんを、彼女のお父さんの隣に葬って。

「寂しくないですよね。お母さん。」そう聞いた彼女に、頷くしかできなかった。

お経の最中、彼女は俺の手握ってたけど、そんな強い力じゃなかった。

俺は俺で、お墓見るとやっと少し現実味を感じて、もう納得しなきゃいけないなと。

一段落と言うか区切り。気持ちの整理みたいな物をきちんとしないといけない。そう思った。

家帰ると、彼女は用事済むといつもさっさと帰ってしまう親父見送って、すぐ部屋来て。

俺のすぐ前で正座して。何かちょっとかしこまって。ぺこっと頭下げて。

「色々ありがとうございました。」「…色々は、親父の方。」

つい口に出た。彼女がちょっと困った顔になって、しまったと思った。

「えっと。じゃあ、一緒にいてくれて、ありがとうございました。」

ちょっと考えて言葉選んで言ってから、続けた。

「おばーちゃんの前じゃ、強がっちゃうから、思いっきりとか泣けなかったと思うし、

お兄ちゃんいてくれたから、頑張れたし。あは。いっぱい、甘えちゃったけど。」

彼女は照れくさそうにしながら、ちょっと小さな声で言った。

「また、甘えていいですか?」「うん。」「いっぱい?」

頷いたら「お願いします。」と言って、久しぶりに思いっきりの笑顔見せてくれて。

この子が笑ってくれるんならそれでいいや。そう思う事にした。

お母さんがいない生活にだんだん慣れて。慣れるしかなくて。

彼女とお婆さんも、少なくとも表面上はそう見えて。彼女も沈む事が少なくなっていって。

寒くなってくる頃にやっと、それなりの平穏と言うか普通の日々を取り戻しかけてたと思う。

お婆さんの内職は保護を受けてると働いた分全額は貰えなくて、そんなに収入は増えなくて。

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