勿論ひろしは荷物持ちだ
「楽しかったゾ~」
「すっかり日が暮れちゃったわね~」
「おい!少しは持ってくれよ!」
「あらや~ねぇ男の癖に」
「力はかあちゃんのが上だけどね…」
「その通りだしんのすけ」
カキーン
コキーン
「さっ、帰るわよ」
ひろしとしんのすけの頭にはでっかいたんこぶ
「キャッキャッ、うへぇ~い」
その様子を見てひまわりも楽しそうだ
「あ、帰る前に一カ所寄りたい場所が…」
「ん?どこよ?」
「まぁ着いてからのお楽しみって事で!」
ひろしが車に乗り発車させる
「父ちゃんどこ行くの~?」
「まぁすぐわかるよ
そして車が停まる
そこは北千住駅
「ここ…」
「そう、俺がみさえにプロポーズした場所…野原一家が始まった場所だ」
「あなた…」
「ここでとうちゃんとかあちゃんは結婚したの?」