「う~ん、俺がかあちゃんに結婚してくださいってお願いしたんだよ」
「ひろしの転落人生の幕開けの場所か…」
「しんのすけ、よくわかったな」
カキーン
コキーン
やっぱりたんこぶが出来る
「じょ、冗談だよみさえちゃ~ん」
「まったく…!」
ぷりぷり怒るみさえ
「かあちゃん、とうちゃん」
「ん?どうしたのしんのすけ」
「そんなに痛かったか?」
「んーん…あのね」
ひろしとみさえを見つめるしんのすけ
「とうちゃん、かあちゃん、オラを二人の子供にしてくれてありがとうだゾ!」
「しんのすけ…」
「あと、ひまわりをオラの妹にしてくれてありがとう!」
「しんのすけ…」
涙を流すみさえ
「ちきしょう!バカヤロウ!なんだか目が痛いぜ!ほらみんな並べ写真撮ろう!」
ひろしが涙を堪えみんなを並ばせる
北千住駅前に並ぶ野原一家
「しんのすけ…」
「ひまわり…」
みさえとひろしがしんのすけとひまわりに話し掛ける
「ん…なぁに?」