【クレヨンしんちゃん】いつもと変わらない野原家、ひろしが台所へ行くとみさえが倒れている 「みさえ!」

 
「ふざけんな!昨日まで…いやついさっきまで元気だったんだみさえは…さっきまで…元気だったんですよ先生…なのに…なんで癌なんですか!みさえが何したって言うんだよ!」

「奥様は貴方に心配をかけまいと気丈に振る舞っていたんだ!旦那さん!今の奥様に一番必要なのは貴方の支えですよ!」
 
その言葉を聞き手を離し崩れ落ちるひろし

「旦那さん、私たちも全力を尽くします…」

「はい…お願いしますみさえを…助けて下さい…」
 
涙声で言うひろし
 
「お子さんには言わないほうが…」
 
「いえ…息子には…しんのすけには伝えます…」

「しかし…」

「あいつは…男です…みさえを守ってやるのはあいつと俺の仕事なんです…しんのすけならわかると思います…必ず…」
 
ゆっくり立ち上がり診察室を出てしんのすけのいるナースステーションへ向かうひろし
 
「とうちゃん!」

 
ひろしの姿をみるやいなや駆け寄るしんのすけ
 
「しんのすけ…とうちゃん話しがある、男同士の大切な話だ」
 
「ほ、ほい…」
 
しんのすけの目線に合わせてしゃがむひろし

「しんのすけ…いいか…よーくとうちゃんの言うことを聞くんだ…かあちゃんは…みさえは…とっても重い病気なんだ…もしかするとかあちゃんは…」
 
「かあちゃんしんじゃうの?」
 
「…」
 
しんのすけの問いかけに黙ってしまうひろし
 
「うそだ…とうちゃんオラを騙そうとしてるんでしょそうでしょ?」
 
「しんのすけ…本当なんだ…これからは」
 
「かあちゃんの病気なんかやっつけてよ!とうちゃん強いんでしょ!大人でしょ!」

「とうちゃんにも病気は倒せないんだ…」

「父ちゃんのおバカ!父ちゃんの弱虫!かあちゃんが死んだらとうちゃんのせいだぞ!」
 
「!…しんのすけ!」
 
パシンッ

しんのすけの一言にカッとなりしんのすけを叩くひろし

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ