翌日 帰宅路 (木)(7/2)
男「(今はひとりみたいだな……ってこれじゃストーカーだ)」スタスタ
男「女友さん」
女友「!」
女友「お、男君、偶然だね」
男「ちょっといいかな」
女友「(まさか…)」
女友「どうしたの?」
男「…………」キョロキョロ
男「(誰もいないな)」
男「ありがとう!」ガシッ
女友「!」
女友「手、手が…」
男「俺うれしいよ」
女友「な、何が…とりあえず手離して…」
男「あぁごめんごめん」
男「ちょっとの間だけでも俺に夢を見させてくれてるから感謝したくて」
女友「(……もしかして)」
男「こんなの取引条件になるか分かんないけどさ…」
男「すっごい丁寧に勉強教えてテストの成績上げるから、頼む!」
男「情報をください!」
女友「え、情報…?」
男「ダメか?」
女友「え、そ、それって、その…」
男「ん?もちろん罰ゲームの話だけど」
女友「(や、やっぱり)」
女友「ご、ごめんなさい!ほんと軽い気持ちでこんなことしちゃって」
男「……………………」