いい匂いがしてきた。
俺はそのにおいで起きた。
起きた時自分がクラス会に来ていることを忘れており
ただ単純に母ちゃんがなんか作ったと思って起きた。
起きた瞬間絶望に襲われた。
俺はクラス会に来ていた。
時計を見ると12時。
皆昼飯を注文し始めていた。
その中の一人がポテトを頼んでおり、その匂いが鼻にきたようだ。
皆がつまんでいる。
隣はA男からちょいカワのD子に代わっており、
D子「あ、ぼっち君起きた~。ポテトいる?」
俺はD子が女神に見えた。
俺がいると答えるとD子はポテトをつまんで俺の手元に置いた。
俺はドキッっとした。
なぜならポテトは皿⇒俺ではなく皿⇒D子⇒俺だからだ。
つまり俺の手にあるポテトはD子の愛情がつまっている。
俺はむしゃぶりついた。
もうこれだけで満足だと思った
しかしポテトを喰い終わったころはまた絶望した。
喉が渇いたので寝る前にあったメロンソーダを飲もうとしたがもうなかった。
誰かが飲んだらしい。
俺はもうダメだった。
結局D子チャンス(D子がポテトいる?と聞いてくれるチャンス)はもう到来せず、
俺はあの1口でポテトタイムを終えた
俺はもうダメだった。
ここでさらに最悪な分岐点が登場した。
ル●スを出て次のところへ行くそうだ。
なんと次の逝き先というのは選択制で
・ボウリンググループ
・カラオケグループ
の2つに分かれるというのだ。
しかもみんな友達同士で級長に申請しにいく。
俺はどっちも嫌だった。
ボウリングは家族で行ったことがある。ボウリングにしようかと思ったが俺はボウリングがものすごく下手だった。
ガターブロッカー(ガター防いでくれるフェンス)がなければ全投ガターの地震があった。
俺はカラオケを選択した。
カラオケなら歌わなくて済む可能性があるからだ。