俺は一人で級長に申請しにいった
級長「ぼっちカラオケ?wwww」
俺「うん・・・」
“元気溌剌に行ってリア充アピール!”という俺の持論はもう消滅していたため
中学時代と同じトーンで話した。
級長「おkwwwwwwwwwww」
俺は級長を殺してやろうかと思った。
俺はカラオケグループの後ろを一人とぼとぼ付いていった。
カラオケ到着。
カラオケグループは12人だった。
部屋の関係で2つのグループに分かれることになった。
ここからが俺のターンである。
俺は男子軍からは悉くはねのけられ女子軍に入ることになった。
俺はここでニヤニヤし始める。
女子軍で男は俺一人、これはなんかある!
そう想定した俺は今までの持論をすべて復活させた
俺は急に元気になった。
カラオケなんて一度もいったことがなかったがいっぱい歌おうと思った。
入室。
俺「いやぁ久しぶりだわwwwwww」
こんなこと言っちゃってた。
女子軍が歌い始める。
俺は手拍子をした。
ちなみに女子軍4人は総合顔面レベルは高い方だった。
俺はコブクロの「桜」をチョイス!
さぁ始まったぞ!
俺は曲が始まった瞬間に急に恥ずかしくなった。
人前で歌うことがこんなに恥ずかしいとは思ってなかった。
俺は顔面トマト人間(赤面したってことです)になった。
俺のエンドフェイズが近づく。
俺はぼそぼそ歌ってしまった。
「さくらの・・・ニヤ・・・ちるたび・・・・」
女子軍の受けは最悪だった。
皆各々喋りはじめる。
俺はボソボソ歌う。
地獄絵図とはまさにこのことだ
俺の歌が終わった後すぐに次の女子が歌い始めた。
俺の桜はなかったことになっていた。
「久しぶりだわwwwww」と言っていた自分が恥ずかしくなった。
ここから俺は3分間隔ぐらいでトイレに通いだす。
トイレ通学者の誕生である
もうダメだった。
時間はまだ14時ごろ(たぶん)。
終わりまで5時間ある。
再合流は17時だったからあと3時間は耐えなければいけない。
俺はトイレ通学とドリンクバー通いを欠かさず行い、しのぐことにした
女子軍は誰も喋ってくれなかった。
「桜」がそんなにひどかっただろうか・・・
等と座席の隅っこで一人反省会してた。
ここで事件が起きる。
俺が通例のドリンクバー通いから帰室したとき女子軍がおれを見て笑い始めた。
これは俺の推測でしかないがおそらくあいつらは俺がドリンクバー行ってる間悪口を言っていたに違いない。
俺はこれによって切り札であった「ドリンクバー通い」と「トイレ通学」を封じられた。
もう逃げ道はない。