【※夏休み※】学年主席のJKに宿題を見せてもらおうとお願いをしたが見返りを要求された結果・・・

「そのまま顔を近づけて」
「こ、こうか?」
「……近すぎ」
「む、難しいな」

思わず謝りそうになったが、ぐっと堪えたぞ。

「それから、ええっと……なんだったかしら?」
「おいおい、大丈夫か? しっかりしてくれよ」
「う、うるさい! 今考えてるから待ってて!」

どうやら即興の演出らしい。しかし、困った。

「なるべく早くしてくれないか?」
「せ、急かさないでよ! 考えてるんだから!」
「でも、そんなに長く待てないというか……」
「はあ? 何それ、どういう意味よ?」
「こうしてると……キス、したくなっちまう」

顔が近いだけで、吸い寄せられる。やばい。

「ちょ、ちょっと待って! まだ早い!」
「もう待てねーよ。だいぶ我慢してる」
「告白が先! キスはそのあと、たっぷり……」
「どっちが先でも変わんねーだろ」

もう自分が何を言ってるかわからず接近して。

「や、やっぱりだめぇーっ!!」
「ぶべっ!?」

盛大なビンタと共にその夏は終わりを告げた。

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