先生「ん~……そうだな、何か質問したいヤツとかいるかぁ?」
男友「はいっ! スリーサイごはぁッ!?」
委員長「この変態野郎が……っ!」
男友「し、失礼だな……俺は校内唯一の情報屋として、最低限のことは知っておかねばならないのだよ!?」
女「……上から、“83・58・82”です」
男友「…………わぉ」
委員長「え……? あっ! お、女さんっ、別に無理に言わなくても……」
女「大丈夫、無理しているわけじゃないから。 私だって、答えたくない質問には黙っているつもりだわ」
委員長「そ、そう……?」
女「えぇ。 気を遣わせてしまったのだったら、こちらからも謝ります」
委員長「あ、謝られても困るんだけど……」
男友「じゃあ、初キスの味はどんボグワァッ!?」
委員長「……アンタはいい加減自重しなさい」
先生「……終わったかぁ?」
男友「スルー……だと……? い、委員長、そんなに睨まないで……」
女「……キスはしたことがないので、答えようがないです」
先生「ん~……よし、終わったみたいだな。じゃあ、一番後ろの列に誰も座ってない席があるだろ? あの席に着いてくれ」
男友「おうおう、何だか将来有望な人が来てくれたな!」
男「どういう意味で将来有望なのかは問わないけど……いや、まぁいいや」
男友「ん? 何か聞きたいことがあったら今のうちだぞ? 休み時間には、突撃インタビューをしなくちゃいけないからな」
男「まったく、熱心なことで……って、ん?」
女「…………」