4.サルに育てられた少女 (コロンビア)
1954年、マリーナは5歳のときに誘拐され、
ジャングルの中で置き去りにされました。
そして、どういうことか、
ノドジロオマキザルの家族と共に
暮らしていました。
その5年後、
ハンターによって発見された時、
木の実、バナナを食べ、木の洞で眠り、
サルのように四つん這いになって
歩いていました。
あるとき、食べ物にあたったとき
年長のサルに水を飲まされて
毒素を吐き出したため、回復したそうです。
若いサルたちと仲が良く、
木登りや安全な食べ物について学び、
木の上で一緒に遊んだり、
毛づくろいもしたそうです。
ハンターに見つかったのが
良いとは限りませんでした。
彼女はさらに悲惨な人生を歩みます。
そのハンターはなんと、
彼女を風俗のお店に売ってしまったのです。
その後、そこを逃げ出して
ストリートチルドレンになり、
さらにマフィアの家族の奴隷になりました。
そして、隣人に助け出されて
別な街に行かされ
そこで隣人の娘夫婦に引き取られました。
その夫婦は自分たちの5人の実子とともに
マリーナを育てました。
1977年、十代半ばのとき
その家族と共にイギリスに引っ越し、
現在は結婚して子供も授かりました。
マリーナは次女と共同で、
自身の野生生活をつづった本
『失われた名前
サルとともに生きた少女の真実の物語』
を出版しました。
本当に波乱万丈の人生ですね。