「なに書いてるの?」
俺は思わず飛びあがりそうになった。
たしか、驚きすぎてノートを投げた気がする。
俺も驚いたけど、会長もそうとう驚いていたはず。
「ほら、ものは大事にしないと」
会長は俺のノートを拾ってくれた。
てっきりノートについて聞かれるかと身構えたんだけど、
彼女はなにもたずねてこなかった。
かわりに会長は今日の活動に参加するのが、
俺たちだけてあることを教えてくれた。
この時点の生徒会活動で、皆勤賞だったのは俺だけだった。自分でも意外。
[ad1]
その日は話しあうこともなかったので、すぐに活動は終了。
会長はすこしこの部屋で勉強していくと言ったので、
「じゃあ俺もそうします」って、俺もいっしょに残った。
やっぱり俺は、会長と仲良くなりたかったんだろうな。
ちなみに会長のノートは、小さな文字で埋めつくされていたなあ。
それで、俺なんだけど。
カバンの中に、教科書なんて一冊も入ってなかったんだよ。
『置き勉』してるんだから当然だった。
席を立とうとしたら「待って」って、
会長に引き止められたんだよ。
