あと一日
霊子さんを成仏させるためなら・・・
俺は決心した
男「霊子さん・・・」
だるい体に鞭打って飛び起きる
男「・・・出かけない?」
霊子さんの泣き顔は
綺麗だったけど見たくなかった
男「消えるにせよ、成仏するにせよ。
俺は霊子さんに幸せに笑って
旅立ってもらいたい」
霊子「でも・・・男さん風邪が・・・」
男「大丈夫だって!
霊子さんにはうつらないから」
そういう意味ではない事は分かっていたが
ちょっと照れ臭かったんだ
引き出しから『冷え◯た』という貼るだけで
白熊も凍える冷却シートをひたいに貼り付ける
男「はいっ!これで治った!」
正直めまいがしたが
今日一日頑張ったくらいじゃ死なないだろう
霊子
「ダメですって!
ちゃんと安静にしていないと・・・!」
本当にいい子なんだから・・・
生きて出会えてたらどんなに嬉しかったか
男「冷えぴ◯なめるなよ!
霊感持続の・・・
この粒粒がすげーんだから!!」
霊子さんは涙をぬぐいながら少し笑って
霊子「霊感持続はすごいですね・・・」
行く気になってくれた
さっき体温を測ったら39℃あったが・・・
うちの風呂は42℃なのでちょろいちょろい
男「じゃ、行きましょうか!」
霊子「・・・はい!」
霊子さんが俺に取り憑く
全身が更にだるくなる
頼んだぞ・・・冷◯ピタ!