その後、山本さん家(仮名)の家にやぶん遅く訪ねたら、
三匹が普通に鎖に繋がれてた。
俺「えっ?」
山本さん「なんだ今日帰り遅いと思ってたら良い仕事してたのかあ!わはははは」
小熊「何よ」
親熊「………」
何を言ってるんだお前はって言われるかもしれないが実話なんだよ。これが。
山本さん家は熊を飼っていたんだ。
て言うか大昔なんかはちょくちょく熊を飼ってる家があったらしいのだが、
今は殆ど減って山本さん家だけになったらしい(飼育のお金超かかるらしい)
いや、でも放し飼いすんなよクソがと内心思いましたとも。
鎖もさあ凄い、お手製感伝わるちゃちいのでさあ、
大丈夫なんこれ?と言いたくなる感じで脱力した。
変な笑いが出た。山本さん曰わく
「家の土地に家のペット放って何が悪い」
だそうで。
いやでもちょっとおい。
そんで月日は流れて何十年ぶりに今週、
婆ちゃん家に行って(婆ちゃん未だに健在)熊を飼っていた山本さん家訪ねたら
熊はもう十年も前に全頭死んだらしくてなんか悲しくなった。
「剥製とかにしなかったんですか」
って聞いたら
「お前えげつない事言うなよ」
って言われた。
正直熊を放し飼いにしてたおまえが言うなと言いたかった