美咲「スラ男の家族構成は?」
俺「なに、このお見合い的なノリはww」
美咲「いいから答えてよ」
美咲がすっごい真剣な顔してたのを覚えてる。
なんか顔見て話すのもためらうくらいに。
俺「普通の親父に普通のおふくろに、放浪癖のある兄貴」
美咲「放浪癖ってww」
俺「いや、今もどこに居るか知らないしww
というか質問の意図がいまいち…」
美咲「いいなー、スラ男の家族にいれてほしいなー」
事の核心には触れそうで、触れれない距離な気がした。
深入りしていいのかだめなのか、判断が難しかった。
それでもただ待つのももどかしかった。
俺「美咲のとこはどんな感じ?」
美咲「姉ちゃんと2人。
ただの同居人って感じで家族には程遠いけどww」
半笑いの美咲の目からは涙が流れていた。
スラ男君、どうやら地雷を踏んだ模様。