俺「同居人って…」
美咲「いや、ほんとにww
姉ちゃんはひっかえとっかえ男連れ込んでくるし
家にいるのに全然落ち着かないww」
なんでか胸が痛んだ。
家に帰りたがらない理由がなんとなく分かったのに
同時に俺ができることなんて大してないことも分かってしまった。
美咲「別に愛がほしいだとか、そんな悲劇のヒロインみたいなことは言わないからさ
ただスラ男には一緒に居てほしいって話。
ていうかわたしで良かったら一緒に居させてほしい」
少し前まで自分の身の保身だとか考えていた自分がばからしく思えた。
もとはと言えばスライディングした時点で捕まって人生詰んでても
おかしくなかったと考えれば、この先なにが起きても大丈夫な気がした。
俺「今から出るぞ。車出すから家教えて」
美咲「なに急にwwわたしがしおらしくしてみたら男らしくなっちゃってww」
俺「いいから」
思わず美咲の手を引いちゃって家を出て車に乗り込んだ。