阿笠「まさか、南極でも殺人事件が起こるとはのう。ビックリじゃ」
コナン「ホントだよ」
阿笠「で、次はどうするんじゃ?」
コナン「こうなったら宇宙しかねえな」
阿笠「ついに地球を飛び出すのか!」
コナン「オヤジのコネで、今度宇宙に発射されるスペースシャトルに乗せてもらうよ」
阿笠「なら、ワシも同行しようかのう」
宇宙飛行士「もう無重力ですよ」
コナン「わーっ、すっげえ! 体がかりーや!」フワフワ
阿笠「ここなら太ったワシの体も空中に浮くのう」フワフワ
宇宙飛行士「なにしろ無重力ですからね」
「キャーッ!」
コナン「悲鳴!?」
コナン「犯人は……大気ケンさん! あんただ!」
ケン「ちくしょう……バレちまったか!」
宇宙飛行士「なんであの人を殺したんだ……!」
ケン「俺がコネで今回のメンバーに選ばれたことを、執拗にバカにするからだよ!」
コナン「ちょっと耳が痛い話だぜ」
阿笠「せっかく舞台が宇宙なのにスケールの小さい動機じゃのう」
コナン「やっぱ宇宙に逃げたぐれーじゃ、殺人事件から逃れることはできねーか」
阿笠「いや、今回のは宇宙といっても中途半端だったんじゃ」
阿笠「地球をちょっと出たぐらいじゃったからのう」
阿笠「いっそ火星ぐらいに行けば、さすがに殺人事件も起きんじゃろう!」
コナン「火星って……どうやって行くんだよ?」
阿笠「発明の天才であるワシにできないことはない! 火星へのワープ装置を作ってやるわい!」