【※まさかの?※】家に「メリーさん」と名乗る美女が悪ふざけ?で来たから部屋に上げた結果←まさかメリーさんが●●とは♡

体育教師が僕の名前を呼ぶ。今回もまたその制度にめでたく選ばれた。

すっかりこの制度の常連となった僕は特に気にすることなく

いつも通り負けに行った。

痛くなけりゃいいけど。

対戦相手はクラス一の巨漢、

柔道部のレギュラーと聞いた。

正方形の真ん中で互いに向き合い

開始の合図を待つ。他のクラスの奴らはすっかり

観客モードだ、公開処刑を楽しんでいる。

「はじめ!」っと体育教師の気合の入った合図で試合が始まった。

相手の手に届く範囲に入ったらすぐさま投げられるだろう。

適当に間を空けていたがすぐに間合いを詰められ胸倉を掴まれる。

いきなり背負い投げでせめてきやがった。

だが、僕があまりにも力を入れていなかったせいか相手も

バランスを崩し僕は、不完全なまま畳へ叩きつけられた。

受身も中途半端だったので正直痛い。

「有効!」

むしろ一本の方がよかった。

このまま寝技が来れば僕は負けていたのに

柔道部員はそうしなかった。寝技ではなく派手に決めたいのだろう。

観戦モードの奴らがちゃかしてくる。人の気も知らないでと

睨もうとした時、挌技室の隅にちょこんと正座する人影を見つけた。

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