JK「……いつからか、思うようになりました。こんな微かな残り香じゃなくって」
JK「直接、嗅ぎたい。実際にしてるとこ、見てみたい…、って」
俺「だから、俺…なの?」
JK「はい。…家族や、クラスの男子には。こんなこと、言えませんから」
俺「…俺なら、大丈夫なんだ」
JK「…はい」
俺「だから、なんで」
JK「俺さんなら」
俺「うん」ドキドキ
JK「周りに言いふらすような彼女さんや友達もいないだろうと思って」
俺「おい」
JK「これをネタに、カラダの関係を強請る度胸もないでしょうし」
俺「・・・JKちゃん?」ピクピク
JK「万が一、誰かにバレても。俺さんに強要されたって言えば、問題ないかなって」
俺「」
JK「冗談です。…半分は」
俺「(半分は本気なのかよ…)信頼してくれてるんだね、俺のこと(棒」
JK「まぁ、多少は。――軽率でない方だってことは、なんとなくわかってます」
俺「・・・いつ、すればいいの」
JK「ぇ!、…いいんですか」
俺「恥ずかしいけど・・・いいよ。やったるわ、見られても減るもんじゃなし」
JK「ほんとですか!?ありがとうございますっ」オジギー
JK「じゃあ…、私、今日、16時あがりなんです。俺さんは19時までですよね」
俺「うん、そうだけど」
JK「退勤後、私が男子トイレに隠れます。そしたら、俺さんはすぐ清掃しに来てください」
俺「ぇ、待って。…今日、この店で?」
JK「そうですが」
俺「(マジかよコイツ…)いや、まぁ、いいんだけど。ね」
JK「やっぱり緊張します、か」
俺「そりゃあ、まぁ心の準備が…ね。……できるかなぁ…」