翌日はあいにくの曇り空だった。午後7時を過ぎると、月明かりもないせいで、外はかなり暗くなっていた。
美咲先生とは8時に約束していたのだが、僕は7時半にはもうプールに入っていた。
この日も迷ったのだが、結局海パンをはくことにした。
美咲先生は昨日、水着を着ていないせいで、かなり不便だったはずだ。いちいち胸を隠さなければならなかったし。だから翌日は、また水着を着てくるだろう、と予測したのだ。
先生が水着着用で、僕だけ裸という状況の恥ずかしさは、初日に経 験済みだったので、どうしても避けたかったのだ。それにおしりは見られてもがまんできたが、ちん○だけは死守したかった。
プールサイドのスピーカーから流れているラジオの8時の時報のしばらく後で、女湯のドアがバタンとなった。目隠しのよしずから美咲先生が顔をのぞかせた。プールの中から僕が黙って手を振ると、先生も手を振って歩いてきた。
美咲先生はフェイスタオルで胸を隠していたが、予想に反して水着は着ていなかった。先生はすばやくプールに入り、僕に近づいてきた。
美咲先生は前日プールの中では、身体を隠すため、いつ もだいたい肩まで湯につかっていた。
でも3日目のこの日は、ふつうに歩いてきたため、おっぱいが丸見えだった。
月明かりがないせいで暗かったけれども、おっぱいの輪郭ははっきりわかった。
(おっぱいって、歩くと結構揺れるんだな)
考えてみると、相当幼い頃は別にして、僕は裸の女の人が歩いているのを見たのは初めてだったかもしれない。
美咲先生はニッコリ笑って言った。
「今日もよろしくね」