【※感動※】卒業する時に埋めたタイムカプセルの中から見覚えのない男女の写真が出てきた・・・その後、奇跡が起こる・・・

厚みからいって手紙とか

写真とかそういう類と思われる。

 

更に危険度が上昇。

 

厨坊の俺が書いた自分宛の

恥ずかしい手紙とか最悪だろ?

 

万一、ポエムなんかが入ってたら

軽く死ねるレベルだし。

 

コレさえ回収できたら

もう同窓会なんかに用はないんで

とっとと撤収。

 

とりあえず幹事さんにだけは

部室の鍵を返すついでに

お礼を言って一人会場を後にした。

さて、

婆ちゃん家に戻ると

自分の部屋に篭って開封の儀式。

 

結構怖い。

 

丁寧にビニールを剥がしていくと

封筒が見えてきた。

 

いよいよだ。

 

中には__

モノクロ写真3枚+手紙2通。

 

1枚目、俺の写真?

誰が撮ったんだろう?

めちゃめちゃ緊張してるし。

 

2枚目、女の子?誰?

ツインテールのカワイイ子が

照れた微笑でこっちを見てる。

 

3枚目、うおっ!

その子と俺のツーショット?!

腕まで組んでるとかありえん?!

意味がわからん?

というか覚えがない。

 

まさか俺はリア充だったのか??

それとも合成写真か?

だとしたらかなりの腕前だけど

俺にそんな特殊能力はナイ。

 

まあ、魔法使いへの

進化目前には違いないが。

 

きっと、ネタばらしがあると思って

大きい方の封筒を軽い気持ちで開けると……

 

「俺君へ 成人式おめでとう。

この手紙を読んでるということは

無事に二十歳になったということだね。

こうして君に再会できて

本当に嬉しいよ。

あの頃、君はとても苦しんでいたのに

先生は何もしてあげられなかった。

ただ見守ることしかできなかった。

ごめんなさい。 (略)

お節介かもしれないけど、

君にとって大切な思い出を

カプセルに入れておいたよ。

写真部で後輩さんと活動した時間は

君にとって大切なものだったハズだ。

悲しい思い出になんかしてはいけない。

辛いかもしれないけど、

これからも大事にして欲しい。

それでは、

体に気をつけて元気でいてください。

 

写真部顧問」

 

手紙を読んでいると

自然に涙が出てきてしまった。

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