B子、間男の話は向こうの事なので、今日のところは間男はこのまま連れて帰る、
B子両親には日を改めて謝罪と今後の事についての席を設けると伝えて着替えもそこそこに間男は退場した。
A子はまだ泣いていたが、両親に諭されて着替え、泣きながら部屋を出ていった。
残ったB子とB子両親に改めて突然の連絡を謝罪して、連絡先を聞き、
データを後で渡すと伝えたところで、緊張の糸が切れたのか意識がなくなった。
気がついた時には病院のベッドの上だった。
初めに見たのがお袋の顔だった。
ここからはうちの両親に聞いた話だが、俺が倒れた事で焦ったB子とB子両親はすぐに救急車を呼び、
俺の携帯から俺の家に連絡をしたとの事だった。
俺母「あんた、具合悪いならそう言いなさい。B子さんのご家族にまで迷惑かけて。
お医者さんが言うには緊張から開放された事で気を失っただけだって事だけど、大丈夫なのかい?」
話し始めると止まらないお袋にああとかうんとか生返事を返して一晩病院で過ごして帰宅した。