誘ったのはA子、今回が初めて。
結婚が決まって不安になっていたところに誘われて、
悪いと思ったがついつい関係をもってしまった。
A子は信じられないと言う顔で間男を見る。
ここで仁王が再度立ち上がるが、A子B子父に止められ湯気が出そうな顔で座る。
二人の話が終わると俺はA子に別れる旨伝え、A子両親も仕方ないと納得した。
納得しないのはA子。
A子「いや!別れたくない!心は俺男にあったんだからこれは浮気じゃない!」
俺「心が動いたら浮気とは言わないんだよ、それは本気と言うんだ。
体だけの関係でも十分過ぎるほどの裏切りだろ。」
A子「出来心なの!俺男と別れるなんて出来ない!それなら死んだほうがマシ!」
俺「知らん、死ぬなら俺の知らんとこで死ぬと良い。
ただ、そうする事で今回迷惑をかけたお前の両親に更に深い傷を残す事になるのは忘れるな。」
わぁぁっと泣き崩れるA子を他所にA子両親に部屋にあるA子の荷物を宅配で送る事を伝えて、
B子両親には今回録音しているデータを後で渡す事を伝える。
そこで間男両親とA子両親が土下座を始める。
A父「このたびはうちの馬鹿が本当に申し訳ないことをした。俺男君には何と言って良いか言葉もない。
そちらのお嬢さんにも大きな傷を残してしまった。本当に申し訳ない。」
間男父「うちのクズがしでかした事でお二人には申し開きも出来ない。本当にすまない。」
両親に責任はないと伝えて頭を上げてもらう。
ただし、今回の事で俺はこの部屋に住み続けることは耐えられないので引越しをしようかと思う。
その費用はA子間男で負担して欲しい。
そう伝えると両家父は同じタイミングで「もちろん、そうさせてもらう」と言う。