【恐怖】トンネルの上の廃病院へ肝試しに!すると恐るべき恐怖体験が次々と…

Sが昔山に行ったときついて来た幽霊『カケル』くんが居る。

長くなるから詳しいとこは省くね。

んで、S家までついて来て、普通にみんなカケル君を認めて暮らしてるそうだ。

あるとき、S弟が泣きながら家に帰って来た。

「どうしたの!」Sが尋ねるが、犬に追いかけられただけだと言う。

でもカバンの中に入っていた筆箱がボロボロだから、おかしい事に気付いた。

次の日、カケル君に「今日、S弟についていってみてくれない?」と頼んで見る。

昼休みのカケル君の報告によると、S弟はどうやらいじめられているらしい。

Sは弟と同じ学校だったから、クラスを覗きに行ったんだって。

教室からすごい音が聞こえて来た。

弟の机は投げ捨てられ、鞄で殴られている。

もうクラス全体が、そう言う雰囲気に慣れてるみたいだった。

「……」言葉も出ずにSは震えた。

何も出来ずにいったん家に帰って母に報告。

黙認してた教師は左遷され、主犯格の少年の家に怒鳴り込んだらしい。

でもやっぱり子供だから、少年はいじめをやめない。

カケル君はSにかなりなついてるみたいで、Sが嫌な気分になるような事を誰かがすると、

本当にその場の雰囲気が凍りつくというか、カケル君が怒るんだ。

で、暫くS弟についてたから弟にも懐いて、虐めてた少年が遊具から落ちて大怪我をしたり、

雰囲気に耐えられなくなる子どもが出てきた。

根本的な解決にはなってなくて、弟は転校してしまう。

Sの方からカケル君になんとか理解してもらい、今はそんな事ない見たいだけど、

機嫌が悪くなってものを壊す事はあるらしい。

——以下、Aの旅行の話——

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