【※ドラえもん※】のび太「……今度は別の世界線で会いたいものだね。さぁドラえもん起きて、もう日が昇るよ」 ドラえもん「……ん」

 だが22世紀のロボットも伊達ではないらしく度々突破――音を通すのが精一杯だったが――されることもあり
説得を試みられることもあった。

 ドラえもん『のび太君聞こえてるでしょう! 返事してよ!』

 のび太『ドラえ……もん』

 ドラえもん『そうだよ僕ドラえもん。ママもいるんだ』

 ママ『のびちゃんもういいでしょう早く出てきて』

 ドラえもん『のび太君、君は恵まれているんだよ。世界には学校に行きたくても行けない子、ご飯も満足に食
      べられない子、手や足がない子だっているんだ』

 ドラえもん『それに比べたらのび太君はとっても、とっても恵まれているんだよ』

 のび太『……ドラえもん』

 ドラえもん『何?』

 のび太『植物、育てたことあるかな』

 ドラえもん『あるけど……今はそんなこと関係ないよ』

 のび太『ちゃんと育った?』

 ドラえもん『……よく育った時もあればダメになったこともあった。』
 
 のび太『ダメになった原因って何だと思う?』

 ドラえもん『だから今はそんなこと関係n』

 のび太『何だと思う?』

 ドラえもん『……肥料を与え過ぎたり、水を遣り過ぎたり、かな』

のび太『そうだね。種によって肥料を与え過ぎたり、水を遣り過ぎると枯れたり腐ったりするね』

 のび太『人間にも同じことが言えるよ』

 のび太『恵まれ過ぎた人間はダメになる』

 のび太『僕は恵まれ過ぎた。ドラえもんと言う名の肥料を得た僕はダメになったんだ』

 のび太『ドラえもんが悪いわけじゃない、人間には植物と違って意思がある』

 のび太『やろうと思えば肥料の供給を止める事だってできた』

 のび太『でも僕はできなかった。いや、しなかったんだ』

 ドラえもん『でものび太君は自分で頑張って学校の成績を上げて運動だってできるようになったじゃないか』

 のび太『……ドラえもん。植物をダメにする原因ってね、別にそれだけじゃないんだ』

 のび太『元から種が腐っていたらどんなに肥料を与えても、水を遣っても無駄なんだよ』

 のび太『性質が悪いのは寧ろこっちの方かも知れないね』

 のび太『だって気づくのは途中からなんだから』

ママ『もういいわドラちゃん』

 ドラえもん『ママ……』

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