【※感動注意※】のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」

しずかは、のび太、ジャイアンと合流し病院にいた。

ジャイ子とスネ夫が搬送された病院だ。

ジャイ子はのび太の見たとおりわき腹を包丁が掠めただけのようで、軽症であった。

スネ夫のほうは二箇所を刺されており重症だったが、

一命はとりとめ先ほど意識も回復したらしい。

 

警察の事情聴取には「強盗に襲われた」と口裏を合わせることにした。

未来の道具などといっても信じてはもらえないだろうし、

むしろ自分たちが疑われかねない、という懸念のためだった。

しずかたちが襲われた件については、

出木杉から電話があり彼の無事が確認されたので警察に話さないことにした。

 

1時間ほど遅れて出木杉が病院にやってきた。

出木杉「みんな、大丈夫?」

しずか「出木杉さん!!」

のび太「君のほうこそ大丈夫?」

出木杉「ああ。でもコピーロボットは倒せなかった。奴がついてこないように遠回りをして

きたら遅くなっちゃって……スネ夫くんは?」

のび太「命に別状はないって。さっき意識を取り戻して、今病室で警察の人と話してる」

出木杉「剛田くんは?」

しずか「武さんはジャイ子ちゃんの病室よ」

出木杉「そうか……」

 

のび太「出木杉くん。悪いんだけど……」

 

そう言うと、のび太は出木杉の顔を……特に鼻の辺りを手で撫で回す。

のび太「うん、赤鼻を塗装したわけじゃなさそうだね。本物だ」

出木杉「もちろん、本物さ」

のび太「ごめん。でもこういう事態だから……」

出木杉「わかってるよ。今のところ、鼻で区別するしかないからね……」

 

しばらくして、警察がスネ夫の部屋から出てきた。入ってもいいとのことなので、

しずかがジャイアンを呼びにいき、5人が病室にそろった。

出木杉「とにかく、偶然じゃない。一晩でここにいる5人全員が襲われたんだ。しかも、ひ
みつ道具が使われてる……」

ジャイアン「あいつらは、未来人なのか?」

のび太「だろうね……どこでもドアを使ってるし」

スネ夫「……僕らを殺す気なのかな」

出木杉「たぶん。しかも未来ってことは……」

しずか「ドラちゃん?」

出木杉「うん。メンバーから考えてもドラえもん絡みである可能性が高い」

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