【※衝撃展開※】FF11でネトゲ廃人になった俺が中学を卒業して高校に進学する…

さてリアルのほうはというと中々に酷い状態だった
テストですらサボるので追試確定、ノートは提出しないので授業点が無い
とりあえず追試は受けて、ノートは「悪い、千円やるから俺の代わりにノート書き写してくれ」と友達に頼んでいた
と、かなりのクソ野郎状態に成り下がっていた
それでも「書き写しとけよ!」と一方的に言うDQNと違って報酬はちゃんと払う的な意味で
悪い感情はもたれてはいなかったが

綱渡りだがそれでギリギリだがなんとかなっていた
しかしどうにも出来ないのは出席日数という問題だった
だが俺は本当に馬鹿で「進級できなきゃ辞めりゃあいいだろ」と考えていた

 

しかしいよいよ両親も危機感を持ってきたらしい
俺は親父に殴られたり、蹴られたりした
ある日めんどくさい授業も無かった日に学校に行って帰ってくるとPS2が部屋から消えていた
姉御たちと約束があった俺はブチ切れて廊下の鏡を素手で叩き割った、手が切れて痛かった

母親に向かって「俺は今日はちゃんと学校いったんだよ!!!なのに隠すとはどういう了見だ!」と詰め寄った
めんどくさそうにPS2の場所を教えてくれた
隠したのは父親だとはわかってた、うちの父親はよくこういう手法に出る
母親は正直言うとめんどくさかったんだと思う、板ばさみが
俺は両親とあんまり関わろうとはしなくなっていた
家族でちゃんと話が出来るのは妹ぐらいだった

そして夏休みに入った
リアルはボロボロ、だけどFF11内での俺は充実しまくりだった
恐らく最早拠り所がここしかなかったのだろう

やることは尽きない、もっと強く、もっと強く
夏休みだということもあり、俺はひたすらにやり続けた
食事は1日1回、寝てるときとトイレ以外はテレビの前
友達から遊びいこーという誘いも来るが全部断る
稀にアポ無しで誰かが遊びにきたが放っておいて俺はやり続けた

リコさんについては相変わらず時間が合えば一緒に行動していたが
もうなんか諦め気味だった
ただこのときはストイックに強さやレアアイテムを求めていた
姉御やリコさんの役に立ちたいという思いもあったのはあったが根底は自分の欲を満たすためだろう
だが楽しかった

Kさん、Mさんもレベルが大分上がり割と一緒に行動できるようになってきた
5人いれば大抵のことは出来るし6人必要なら1人だけどこかから連れてくればいい
そんなわけでこの頃は絶頂期だった
そして夏休みが終わる

 

夏休みが終わる、それは学校が始まるということ
夏休みの課題的なものには何一つ手をつけてはいなかった
まぁそれは前述の通り友達の手を借りて何とかなったりはした
だが幸いなことにこの辺から学校にちゃんと出ることが多くなった

理由は担任が変わったことだった
この先生は俺が休むことについて何も言わないし電話もしなかった
悪く言えば無関心なんだろうが俺はそっちのほうがよかった
さらにこの先生はゲームの話が出来た上に色々と普段の話も面白かった

担任への不満が解消され完全に休みが無くなったわけではないがちゃんと登校するようになった
真面目に授業を受けると元が馬鹿高校なだけにテストの点も跳ね上がった
具体的に言うと30点代平均が80点代平均にまで跳ね上がった
友達からはカンニングでもしたんか?と疑われた

さらに学校にちゃんと登校するようになって生活リズムが変化した
今までは朝方寝て学校を休み昼過ぎ~夕方ぐらいに起きてFF11をまた朝方までだったが
朝起きて学校に行き帰ってきたら夕飯まで寝て夕飯食べたらFF11やって4時ぐらいに寝る
という感じに変化した

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